ぺこ

記憶にとどめたいことを綴ります

こんぴらさんと伊藤若冲展(2023/4/20~21)

テレビを観ていたら「お待たせしました。こんぴらさんの『伊藤若冲・百花図』特別公開です。」という放送に出くわしました。

香川県金刀比羅宮、表書院・奥書院で伊藤若冲の描いた障壁画「百花図(ひゃっかのず)」の修復が終わり、特別公開するとのこと。

 

修復作業は2021年11月から京都国立博物館文化財保存修理所で行われ、2023年3月28日に戻ってきたそうです。

 

伊藤若冲は江戸時代(1716~1800)の画家で、東京都美術館で「生誕300年記念若冲展」(2016)での入場待ちの長蛇の列はニュースにもなりました

 

今回の伊藤若冲展」は1時間ごとの入れ替え制。

予めネット予約をして、1泊2日で行ってきました

 

 

1日目:万が一、飛行機の大幅な遅れやその他の事情で予約時間に間に合わないのは困るので、着いた日は空いた時間、少しだけ高松観光をしました。

 

①「香川県ミュージアム:歴史博物館と美術館が融合した博物館。

香川県ミュージアム

歴史博物館は太古の昔からの歴史がわかり、とても面白くなかなか見ごたえがありました。

また、香川県讃岐国)出身の弘法大師空海の展示室もあり、空海の直筆の書も多く観ることができました。

 

あまり時間が無く、観光を切り上げ「高松築港駅」からことでん線に乗り約1時間かけ終点「琴電琴平駅」へ。

 

駅の改札口・ホームからは高松城跡のお堀が見える
ことでん、黄色い可愛い電車

今回の宿は、せっかくのこんぴらさんなので「ことひら温泉」に泊まりたいと思い、一人でも泊まれる温泉旅館はないかと検索しました。

やはり、「いいな」と思う所は2名様よりの受付ばかりでしたが、そんな中「共立リゾート、御宿・敷島館」が直前割引、且つ1名様受付とありました。

お部屋は選べないものの、一人予約を受けてくれて且つ安く宿泊できるのは、とてもありがたいです。

御宿 敷島館・お部屋も綺麗

立派な旅館で、食事も美味しかったです。

前菜(ままかりのてっぱい・筍木の芽和え)、蛤茶碗蒸し、造り(鮪・間八・蛸・細魚・赤貝)
麹出汁鍋(黒毛和牛・野菜・きね打ちうどん)、若鳥オリーブ焼
浅利釜飯、お汁粉・檸檬ジュレ・果実
香川のお酒






2日目:こんぴらさん参りと伊藤若冲

 

チェックアウト後荷物を預かってもらい、

 

こんぴらさん参り:先にお参りを済ませます。

 

大門と鳥居

 

 

こんぴら狗

今回楽しみにしていた一つ、飼い主の代わりにこんぴらさんにお参りに行く犬の銅像
昔の絵にもこんぴら狗、ちゃんと描かれているそうです。

中には帰れなかった子もいたことでしょう。

お参りを済ませて無事に帰って再会できた時は、飼い主も犬もどんなに嬉しかったことでしょう。

 

急な階段、下の景色は少しかすんでました

 

白峰神社(左)・厳魂神社(奥社)

頑張って奥社までお参りしてきました。

 

伊藤若冲

会場の奥書院とネット予約特典のファイル

「百花図」は実際には201の絵からなっています。

修復は、新しく色を重ねるのではなく、今あるままの色を残してきれいに保存するものでした。

学芸員の方がわかりやすく、時折なぞかけのような楽しい説明をしてくださり、とても良かったです。

また、平日の午前中で人も少なくゆったりと座って鑑賞することもできました。

その他、「円山応挙」の絵もなかなか見応えがありました。

 

お土産に、こんぴらさんの奥社まで行った記念に「幸福の黄色いお守り」と「御朱印」、そして伊藤若冲の絵の「御朱印帳」を買いました。

 

お守り、奥社の御朱印、本宮の御朱印
御朱印帳 表・裏

帰り、駅までの道も風情があり

川沿いに歩く

電車の中からの景色もゆったりした気持ちになりました。

一番後ろの車両に乗って

少し時間があったので、JR高松駅近く「高松シンボルタワー・マリタイムプラザ」でさぬきうどんを食べ、

 

ベイエリアを散策

Liminal Air -core- リミナル エア -コア- とカラフルな船

楽しい一人旅でした。